2013年10月22日火曜日

「ライブ場所」考

matrixも、膨大な数とは言わないまでも毎年数回ライブを計画し、お誘いも受け、色々な所で演奏したのですが、だいたい守らねばならない決めゴトは自然と決まってきたように思う訳です。

【場所の条件】
・客席スタンディングはしない。勝手に立ちたい人は止めないけど。

     (僕らの客は既に若くないからね。ライブハウス慣れしてない人も居るし)
・イスしかない場所ではやらない。テーブルは必要。(下記と関係するので)
・飲ませる/食わせる、が基本。僕らの歌は酒の肴で充分かとも思う。
・客席が楽しくザワザワしているのは嫌いではないというか、むしろ良い。
・実際にはそういう場所でやらないが、入場料が必要な場合は1000円が限度。

   結果、
  自然とロック系、クラブ系の場所には御縁は無い。
  結果的に、チケットノルマ/チャージバックの仕組みの場所ではやらない。

これは、自主企画ライブとしての基本路線ですので、お呼ばれ(参加の誘いを受けた等)の場合はこれに拘らない事になります。とは言え、複数バンドによるイベントで集客チケット等のノルマがある場合は、まず基本的にお断りしています。突然のメールでやってくるような、こちら側の考えが反映されにくい他者企画イベントは、僕ら自身が運営状況を掴めないため、不用意に知合いを呼べないためです。そもそも僕らは人のペースでやる事自体がダメなんでしょう。「じゃちゃんと状況を掴めれば参加するのか?」って話ですが、そんな事する位なら自分でライブを企画すれば良いわけですからネ。

【なぜ飲食込みか】
 matrixの企画ライブは殆どが、会費制パーティ形式です。こっちはJASRACにも何も払ってませんし、ライブチャージ収入がないって事で利益なし、全てお店への飲食代として支払ってます。(ライブ収入の話は又改めて。)
そして、飲食(飲み放題)付きで大体3000円~6000円。場所の関係でこれはどうしても決まってしまいます。

 殆どのライブハウスは、アマチュア向けの箱貸しビジネスをしています。これはどうも割高だと思います。何人以上集客で何パーセントチャージバック云々。これはmatrixからすると到底受け入れがたい方式です。そんなら満員にすればもっと他の交渉選択肢があるだろう、と思う訳です。そもそもそういうシステムのライブハウスの空間環境は我々にはまず向きません。
 一方、ライブハウスでも食事を内製してるお店の多くは、箱貸しチャージバック方式でなく、「何人で幾ら」保証する方式でOKだったりします。人数×飲食料金で金額保証をしたほうが割安感があります。

ライブハウス探しをすると、土日の昼で1500円(入場料としてお店が召し上げ)、+ドリンク500円というのがだいたい普通です。僕らは「それなら飲食付けて、お店には人数保証してパーティー形式にしたほうが割安だろう」、と考えた訳です。勿論、最低限の金額で入場したいと考える方もいるかも知れませんが・・。
東京周辺の駅近くのレストラン(PA機材は持込み)で、3000円で食事&飲み放題ができる所は探せばあります。何しろアカペラなんだから大袈裟なPA機材なくてもできる訳です。

あと、当然ながら来場者を事前に確定できる(する)事でこのシステムが可能になります。皆さん事情がある訳で、ドタキャンは皆無にはできないものですが、どこでやっても1-2名内に収まっていますね。

【面白かった場所と、その時の参加費】
10周年ライブでの立教大の学食(メンバーが卒業生ですから)で3000円。但し、飲み放題で無く、途中でメシと飲み物が足りなくなって、持出しで補充したような記憶。 PAは持込みでした。ご来場200人。

スイートベイジル六本木で200人、6000円。これでも実は持出してます。ライブ環境としては最高に良い所ですが、この規模になると、サービス提供側の人件費等が増えますので、今迄のスタイルのままではこの200人が限度かと思います。

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