2013年10月27日日曜日

アレンジ(編曲)

和田が1人でやってます
他のメンバーはアレンジしません。正しくは「できません」でしょうが、できたとしてもアレンジを複数人でやると揉めるし困るでしょう。え。既に「みんなが希望を出しても、僕がアレンジして来ない」とかで、既に揉めてる?

いえいえ。いま考えている最中だと思ってください。やっぱり「突然に上から降りてくる」(こんな歌にしたらいいんじゃない?と)ものがないと、書き進めないんです。

みんなで歌ってみて、上手くいかない場合、その場でどんどん楽譜を修正していけるのは、自前アレンジの圧倒的なメリットでしょう。実際に「どうも上手く歌えない」時は、これってアレンジが悪いのか・歌う側が根本的にヘタなのか・練習すれば何とかなるのか、などどれを選ぶか考えます。
一人で書けば、アレンジは良くも悪くも一貫している訳で、メンバーも「あぁ、いつもの節回しが出てきたな」と思ってるはずで、そんな方法も揉め事は起きにくいと思います。音楽性を無理に求めない、目新しさを無理に求めない僕らはネ。僕の性格はともかく、アレンジに関してはメンバーから信頼されているようなので、僕としても本当に有り難い事です。

メンバーからは「この曲やりたい。なぜならば・・」と提示されてくる
僕としたら、できたら「この曲指定」でなく「こんな感じの曲を希望」と言って貰ったほうがありがたいのですが・・・(だって出来あがった楽譜は、元のイメージと似ても似つかぬものになる可能性だってある訳で。)、実際に「この曲がいい」と言われたのに、僕は「それよりこっちの曲のほうが良いと考えたので、選曲を変えました」ってケースも数回あります。
元ウタ歌った本人の歌は出来るだけ沢山聞きます。できたら「その曲」が流行った当時のヒット曲も聞いて、「その曲」のポジショニングも探っておきます。まあこれは自分のストックを広げるためですね。

狙いは「原曲とは異なる、新たな価値を作り出せるか」
まぁなんておこがましい事言い出すんでしょう。でもこの姿勢を持たないと、「原曲の呪縛から逃げられない、所詮マネしてるだけ」の歌となる。
更に偉そうに言うなら、「元ウタ歌手みたいに歌うんだったら、わざわざ僕らが歌わずに、レコードかけてお客にはオリジナルの歌を聞いて貰えばいい」んです。

そして、既にこれは書いたかもしれないけど「モト歌へのリスペクトを忘れない」、「お客が一緒に歌えるよう」にしておく等は、自分の基本路線として守っているつもりです。
とはいえ。僕らこの5人で歌う訳だし、僕が目指しているのは「簡素化」ですから、何やってもたかが知れてる訳ですけどねぇ~。

日本の歌の場合の手順
元の歌を「メロディと歌詞だけの丸裸の、素の状態」にして、頭の中で何度も歌ってみる。
この歌が産まれた時の(歌手に渡す前、アレンジする前の)状態に戻してシミュレーションするって話ですね。そうして「この歌の本質はどのあたりにあるのか、どうアレンジし直せば新たな価値になるだろうか」をじっと考えます。偉そうですかね。出来上がったのは、いつものあのハモりだしね(苦笑)。


外国曲の場合の手順
外国曲は文化とか時代背景とかを自分の肌で解ってないから、既存の演奏を沢山聞いて解決の糸口を探し出す事が多い。
もともと外国曲の多くはスタンダード曲で、いろんな歌手が歌っている事が多い訳で、僕はそれを片っ端からYOUTUBEやitunesで聞いて、イメージ作りをしていく。また、YOUTUBEってのは「素人の『歌ってみた』」なんて映像も多く出回ってるのでとても参考になる。(歌い方の解釈とかその曲の人気具合とか)
この1曲のためにCDも何枚か買う事は良くあります。一方日本の曲の場合は、オリジナルの1曲だけ買うって事のほうが多い(元ウタを持ってなければ)。



一度寝かす
料理の下ごしらえみたいな話ですが、勢いで書くことも多いので、一日で書き上げたものでも、数日おいて見直す、というプロセスを持ちます。出来上がってても(それを出来上がったと言えるかどうかは不明)既に一年以上置きっ放しの曲もあります。作ったけど「メローに流れてしまって独りよがりかも」とか「この歌は似たような歌とバッティングするから今は要らないな」、とか理由はありますが。

カンケーないけど聞くところによるとAKB48にしても既に沢山の新曲ストックが出来ているらしいっすね。

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